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ジュエリー豆知識その4「ツメ留とフクリン留」
「ツメ」と「フクリン」どっちがお好みですか?
こんばんは、ichiです。
さてさて、今回はジュエリー豆知識その4「ツメ留とフクリン留」です。
どちらもジュエリー業界では定番の石を固定する方法です。
「ツメ留」というと、例えば・・・
↑K18ラフカット、ダイアモンドリング
画像の指輪はダイアモンドを爪で留めてます。
石留の中で一番スタンダードな「4本爪」と呼ばれる留め方で
四方から石を抑える事で、しっかりとした安定感があります。
ツメ留には3本、4本、6本と留める爪が何本あるか
それによって強度や一本の爪の太さが決まってきます。
例えば、石が大きいけど、それほど爪は大きくしたくない。
そういう時は・・・
↑K18フィレンツェ彫り、アンバー(琥珀)ペンダント
琥珀のペンダントは8本爪によるツメ留です。
爪の太さや配置は、強度はもちろん石のカットやデザインに大きく左右されるので。
爪でさえデザインの一部として考える必要があります。
カットによって爪の配置を変えたのが・・・
↑宝石色々PT999リング
「ラフダイヤモンド、 ホワイトサファイアスライス
ハーキマーダイヤモンド、水晶、ホワイトジルコン」
ラフカットやスライスカット、はたまた原石でも!
しっかりと固定できるのが「ツメ留」の良いところですね。
さて、優秀な「ツメ留」に対して「フクリン留」はといいいますと・・・
例えるなら「シンプル」という言葉が一番合うかもしれません。
↑PT900ダイアモンドリング
石全体、もしくは一部を覆うように留める方法です。
漢字は覆う輪と書いて「覆輪(フクリン)」石を覆う箇所全てが爪だと考えてください。
フクリン留のよい所はそのシンプルさでしょう。
全体を覆う事はもちろん
↑K18ブラックオパール、ダイアモンドリング
指輪の流れに合わせて両サイドだけ留める方法もあります。
また、ドーム型のカボションカットという形状の石にはよく用いられますね。
石に高さがあると、「ツメ留」ではしっかりと固定する事が難しい場合もあるんです。
↑K18ブラックオパールリング
石の表情を邪魔しないのもフクリン留の良い所ですね。
デザインとしてのシンプルさもあるので、最近では結構人気が高いと思います。
「ツメ留」も「フクリン留」もそれぞれに良い所があるので
宝石の種類やカット、使用するジュエリーのデザインにあった留め方が一番です。
もちろん、着用される方の好みが一番大切ですけどね。
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