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パールがついた状態でリングのサイズ直しをする

こんにちは 宝飾加工担当の佐藤です。

本日も修理のご紹介です。

今回はパール付きプラチナリングのサイズ直しです。
リングサイズが大きかったのでお客様の指に合わせて
大幅にサイズを小さくする修理のご紹介です。

パール ダイヤモンド プラチナ PT900 リング サイズ直し 白真珠 ビフォー
こちらはプラチナ製のパール・ダイヤ付きリングです。

今回のリングのサイズ直しでは、まずはじめに状態を確認しながら、
サイズ直しをしないといけない項目があります。

パール ダイヤモンド プラチナ PT900 リング サイズ直し 白真珠 ビフォー
大きなパールがついたお品で、パールは火や酸性に弱く取り扱いがデリケートな性質の素材です。

パールに熱が当たらないように注意して、溶接加工を行います。

合わせて、仕上げの際にパールを傷つけないように保護をしながら

仕上げ作業をしていきます。

大幅にサイズを縮めますので、ダイヤの石座にゆるみが出る可能性がありますので、
仕上げの際に石ゆるみのチェックが必要です。

パール ダイヤモンド プラチナ PT900 リング サイズ直し 白真珠 切断
パール ダイヤモンド プラチナ PT900 リング サイズ直し 白真珠 合わせ
こちらのお品はサイズを縮めますので、小さくしたい分を切断後
『やっとこ』でリングの形を整えて溶接部分をきっちり合わせた後、溶接加工をします。

パール ダイヤモンド プラチナ PT900 リング サイズ直し 白真珠 溶接
パールを傷をつけないようすることと、
熱が伝わらないようにするために水に濡らしたティッシュを巻いて溶接します。

パール ダイヤモンド プラチナ PT900 リング サイズ直し 白真珠 溶接後
溶接後の状態です。

銀と違いプラチナは熱伝導が悪く、1部を高温に温めても全体が熱くならないので
こういったサイズの直し方ができます。

あと、金・銀とは違い、熱による表面の変色がないので、
溶接した後の仕上げがしやすいです。

パール ダイヤモンド プラチナ PT900 リング サイズ直し 白真珠 仕上げ
パールを傷めないようにティッシュとテープで保護しつつ、
仕上げ作業を行います。

パール ダイヤモンド プラチナ PT900 リング サイズ直し 白真珠 完成 前
サイズ直しの最終仕上げ手前で石揺れのチェックをして
ダイヤをしっかり留めたら、全体をピカピカに磨き、完成します。
パール ダイヤモンド プラチナ PT900 リング サイズ直し 白真珠 完成 前

最終の磨き仕上げを行い、完成しました。

またご覧いただければ幸いです。

 

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