ライブスブログ
パールがついた状態でリングのサイズ直しをする
こんにちは 宝飾加工担当の佐藤です。
本日も修理のご紹介です。
今回はパール付きプラチナリングのサイズ直しです。
リングサイズが大きかったのでお客様の指に合わせて
大幅にサイズを小さくする修理のご紹介です。
今回のリングのサイズ直しでは、まずはじめに状態を確認しながら、
サイズ直しをしないといけない項目があります。
大きなパールがついたお品で、パールは火や酸性に弱く取り扱いがデリケートな性質の素材です。
パールに熱が当たらないように注意して、溶接加工を行います。
合わせて、仕上げの際にパールを傷つけないように保護をしながら
仕上げ作業をしていきます。
大幅にサイズを縮めますので、ダイヤの石座にゆるみが出る可能性がありますので、
仕上げの際に石ゆるみのチェックが必要です。
こちらのお品はサイズを縮めますので、小さくしたい分を切断後
『やっとこ』でリングの形を整えて溶接部分をきっちり合わせた後、溶接加工をします。
パールを傷をつけないようすることと、
熱が伝わらないようにするために水に濡らしたティッシュを巻いて溶接します。
銀と違いプラチナは熱伝導が悪く、1部を高温に温めても全体が熱くならないので
こういったサイズの直し方ができます。
あと、金・銀とは違い、熱による表面の変色がないので、
溶接した後の仕上げがしやすいです。
パールを傷めないようにティッシュとテープで保護しつつ、
仕上げ作業を行います。
サイズ直しの最終仕上げ手前で石揺れのチェックをして
ダイヤをしっかり留めたら、全体をピカピカに磨き、完成します。
最終の磨き仕上げを行い、完成しました。
またご覧いただければ幸いです。
〒 556-0016
大阪府大阪市浪速区元町1-2-25 A.I.Rビル2F‐C
TEL/FAX:06-6167-7107 E-mail:lives@ninus.ocn.ne.jp