ライブスブログ
どうしても直して欲しい思い出の品
こんにちは 宝飾加工担当の佐藤です。
本日も修理のご紹介です。
今回はシルバーのロケットペンダントの修理の紹介です。
長年使っている間に開閉部分が磨り減って 閉まらなくなってしまっています。
あわせて閉じるときに 開かないようにするフックが歪んでしまっていて
つけると蓋がパカパカ空いてしまい使えない状態でした。
こちらがお持ち込み時の状態です。
中央部分の蝶番(ちょうつがい)の部分がすりへり、隙間が空いていて がたがた揺れています。
これが蓋の締まらない大きな原因になってしまっています。
今回はこの蝶番の交換と全体のくすみ・傷を修繕します。
まずは蝶番を取り去り、新しいパーツを制作します。
上蓋 下蓋のお両方の隙間が内容にピタリとハマるように 計測しながら 溶接します。
ここの製作が緩いと、使っているうちに またすぐフタの開閉が緩んでしまいます。
蓋物の修理・制作では1番気をつけないといけない加工です。
ここから蝶番に芯となる銀線をかしめて仕上げに入ります。
開閉をしながら、爪の引っ掛かりが効くように調整します。
[パチッ]と音がして、指の爪で開けられるようになったら、
開閉の確認は終了です。
続いて、最終の磨き仕上げといぶし加工を行い、完成です。
よそで断られたお修理も取り組んでおりますので、お気軽にご相談ください。
またご覧いただければ幸いです。
ブログTOPへ
total jewelry shop LiVES
〒 556-0016
大阪府大阪市浪速区元町1-2-25 A.I.Rビル2F‐C
TEL/FAX:06-6167-7107 E-mail:lives@ninus.ocn.ne.jp