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7月の誕生石は「ルビー」その2
バブル全盛期、日本に入ってきたルビーは・・・多くがタイ産のルビー
本日は、前回の続き「ルビー」について
ども、ichiです。
バブル全盛期は、天然石やジュエリーが飛ぶように売れた時代・・・だったそうです。
当時を経験した職人は口を揃えていいます。
「あの時(バブル)はスゴかった・・・」
経験してない若輩者なので想像しか出来ませんが、多くの宝石、天然石が輸入された事でしょう。
ルビーもその中の1つです。
これは、宝石鑑別を教えて頂いた先生に聞いた話なのですが・・・
当時、ひたすら売る事にやっきになったジュエリー店は、上質で希少なビルマ産(現在のミャンマー)よりも、
ビルマ産に比べて比較的手に入りやすいタイ産を中心に販売していたそうです。
もちろんタイ産のルビーでも、上質なルビーは大変綺麗ですし希少です。
ただ、現在ビルマ産のルビーだけに付く「ピジョン・ブラッド」を、タイ産のルビーがそうであるかのように販売していた・・・というのは日本におけるルビーの黒歴史ですね。
ちょっと前置きが長くなってしまいました笑
さてさて、そんな歴史あるルビーですが
サファイアと同じコランダムという鉱物です。
コランダムの結晶にクロムが数%含まれると赤くなり、「ルビー」と呼ばれます。
その為、ルビーには蛍光性があります。
↑「天然ルビー」0.385ct ¥15,400(税別)実物はもっと綺麗です!!
このルビーにブラックライトを当てると・・・
↑ルビーにブラックライトを当ててみました。赤く蛍光性が確認できます!
ブラックライトは紫外線なので、これからの季節は太陽の下でルビーを見ると、冬よりちょっと赤いかも?
ちなみに、人工ルビーは天然のルビーに比べて蛍光性が強いので、見分ける1つの方法として利用されます。
商業用として人工石が作られたのはルビーが最初です。
以前、紹介した「スタールビー」も個性的な天然石ですね。
↑「スタールビー」¥23,000(税別)
ルビーの内部にルチルインクルージョンが含まれると見る事が出来る「スタールビー」
原石ルビーと腕の良いカッターが揃わないと綺麗なスターが出ません。
石好きには溜まりませんね笑
そんな、色々な歴史を持つ「ルビー」
ルビーと呼ばれるようになったのは中世からで、以前は色々な呼び方があったそうです。
古くはヒンドゥー教の聖典「「リグ・ヴェーダ」にも乗ってるとか・・・
秘薬として飲まれていた事もあるルビーには、あまり知られていない深い歴史があるんですね。
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