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ペリドットはどこまで行っても緑色
ども、ichiです。

さてさて、8月の誕生石「ペリドット」

↑「ペリドットの原石」wikiより

コランダム（ルビー、サファイア）やベリル（エメラルド、アクアマリン）、そしてトルマリン・・・
多くの天然石に色んな色があるのに対して

ペリドットは「緑色」だけです。
もちろん濃淡や若干の色の違いはありますが、珍しく「自色」なんですよ！

例えば、コランダムはクロムが数％混ざればルビーの赤
鉄分が混ざればサファイアの青といった具合に、主成分ではない成分が色合いに大きく影響しています。「自色」に対してこういった鉱物は「他色」といいます。

つまり！ルビーやサファイアの鉱物名「コランダム」は純１００％だと透明です！
時計に使われているコランダムガラスが良い例ですね。

それに対して、「ペリドット」は主成分の鉄分が緑色を作り出してます。
自色の宝石って結構珍しいんですよ。

↑「ペリドット：ファンシーカット」 画像が悪い・・・ごめんなさい。。

ペリドットは「オリーブカラー」と言われる綺麗なライトグリーンが特徴です。
鉱物名を「オリビン」（ラテン語のオリーブが由来）
和名の「カンラン石」も実はオリーブのことです。

昔は夜の光（紫外線が少ない光）でも色を損なわない事から「夜会のエメラルド」なんて呼ばれていた事もあるようで
その歴史は古く、十字軍によって今はもう採掘禁止になっているセントジョンズ島から持ち帰られてからは、中世の教会の装飾に使われました。

200カラット以上ある大きなペリドットが、ケルン大聖堂にある東方の三博士の3つの聖堂を飾っているそうです。
ん～東方の三博士って・・・あれですね？
某漫画の「メルキ○ール、バ○タザール、○スパー」のモデルになった人ですね。一度見てみたいものです。

派手さは無いけれども、綺麗なオリーブカラーはまさに夏の緑！
エメラルドはちょっと・・・というかたペリドットはいかがですか？？

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