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SWAROVSKIのリングサイズ直し

こんにちは 宝飾加工担当の佐藤です。

本日も修理のご紹介です。

今回は他店で断られた異素材リングのサイズ直しのご依頼です。
サイズ直しで基本的に加工ができる・できないの判断は素材によって
だいたい決まります。

貴金属(プラチナ・イエローゴールド・ホワイトゴールド・銀)は基本的に加工ができます。
※ブルガリ(B-01シリーズ)のリング等特殊な加工は不可になる場合があります。

できない・やり方を変えて加工ができる扱いになるものが、
ステンレス・真鍮・スズ・亜鉛合金の異素材です。

上記の加工ができないものを何とかできないかと工夫したのが、
シルバーでの内側にリングを入れてのサイズ縮めです。

今回は異素材リングの加工の方法をご紹介いたします。
スワロフスキー SWAROVSKI リング サイズ直し 修理 内張り 
スワロフスキー SWAROVSKI リング サイズ直し 修理 内張り 

こちらがお持ち込み時の状態です。表面にスワロフスキーがついていて、
サイドにも粘土状の土台にスワロがついています。

サイズ直しができない素材・デザインで他店ではできないと断られたそうです。
当店では先ほどご案内したシルバーのリングを入れて、サイズを縮めます。

スワロフスキー SWAROVSKI リング サイズ直し 修理 内張り 銀板スワロフスキー SWAROVSKI リング サイズ直し 修理 内張り 銀板
まずは、必要なサイズにするためのシルバーの板を作りまして、リングにします。

スワロフスキー SWAROVSKI リング サイズ直し 修理 内張り 銀板
一度はめてサイズを確認します。
ここから、1度外してリングの幅をそろえます。

スワロフスキー SWAROVSKI リング サイズ直し 修理 内張り 銀板
幅をそろえました。まだ荒仕上げなので、もう一度磨きをかけて、
最終の取り付け手前まで仕上げます。

スワロフスキー SWAROVSKI リング サイズ直し 修理 内張り 圧着
内側を磨けたら、接着を流し込み、リングの端をヘラで押さえて本体になじませます。
シルバーの端を押さえることによって、接着の強度だけでなく、
銀で挟んで、本体とリングが離れないようにします。

スワロフスキー SWAROVSKI リング サイズ直し 修理 内張り 完成
最後に磨き仕上げをして完成です。
仕上げの際に本体を磨くとメッキが剥がれたりする恐れがあるので、
ぎりぎり当たらないように慎重に磨きます。

スワロフスキー SWAROVSKI リング サイズ直し 修理 内張り 完成

完成しました。

よそで断られたり、保証書のない他店のブランドのお修理も取り組んでおりますので、
お気軽にご相談ください。

またご覧いただければ幸いです。


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