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ジュエリー豆知識 異素材編
こんにちは 宝飾加工担当の佐藤です。
前回の第1話ジュエリーについている記号と数字の意味につづいて
ジュエリー・アクセサリーの刻印についてのお話です。
前回のお話は貴金属の刻印の意味・読み方でした。
今回は貴金属以外(異素材)の刻印の意味や読み方をご紹介いたします。
貴金属以外でジュエリー・アクセサリーに使われている主な金属は、
ステンレス・スズ亜鉛合金・真鍮が多いです。
最近はブランド独自で開発した合金なんてものもあります。
今回はステンレス 真鍮・スズ亜鉛合金について説明します。
<ステンレス(ステンレス鋼)>
他店で断られるステンレスリングのサイズ直しより
鉄(Fe)を主成分(50%以上)とし、クロム(Cr)を10.5%以上を含む
さびにくい合金鋼のことで、金属アレルギーがでにくいことと
耐食性があり、価格も安価で手に入ることからよく出てきだしたステンレス素材。
一般的にはステンレスと呼び、正確にはステンレス鋼といいます。
ジュエリーの工具での加工が難しいので、基本的には専門の工場で加工されます。
修理でたまにペンダント折れ(溶接面の取れ)やバングルのサイズ直し
リングのサイズ直し(縮めのみ)のご依頼で加工します。
記号はSUS303とかSTとかの記号が打たれています。
SUSはJIS規格(日本国内の工業製品に対する標準規格)
に定められたステンレス鋼を意味します。
SUSから後の数字は混ぜ物の種類と含有量によって変わります。
(細かい種類は割愛します。)
ステンレスは固いものとやわらかいものがあり、
刻印をみてはっきり判断が難しいものになります。
店頭で直接お持ちいただけると加工の判断がつけやすくて助かります。
ライブスでは リングのサイズ直しは縮めのみ対応しております。
<真鍮・亜鉛・スズ合金>
ネットでジュエリーまたはアクセサリーを購入される場合、
素材のところを確認するようにしてください。
真鍮は黄銅・ブラス(brass)と書いてあります。
スズ・亜鉛合金は 合金または無記名の場合もあります。
安価で手に入りやすく気軽に楽しめるのが魅力です。
修理に関しては、お客様から、購入店や他店で
断られたという声を たびたび聴きます。
ライブスでは、溶接ができないものですが、
火を使わない加工にて工夫してお修理しています。
お困りの際はお気軽にご相談ください。
次回はメッキについてお話いたします。
またご覧いただければ幸いです。
第3話 ジュエリー豆知識 金属メッキ編
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