ライブスブログ
石取れだけかと思ったら・・・
こんにちは 宝飾加工担当の佐藤です。
本日はK18ホワイトゴールドとイエローゴールドのコンビリングで
石取れ直しの修理のご紹介です。
スクエアカットのサファイアが3つ取れています。
石留めをしたいのですが、もともとの石座が割れているので
石留ができません。
石座を作りなおす修理になりました。
石座の割れているところのアップ画像です。
石座の作りが華奢なせいで日常の使用で割れてしまっています。
これは元から修理したいので、サファイアの部分の石座を制作することになりました。
スクエアカットのサファイアも同じ形のものがないので
購入したサファイアを石座に合わせてカットしなおしたものを用意しました。
ここから通常は溶接加工になりますが、
両端に彫り留めがあり、そのままでは火を充てての溶接ができません。
こういう加工の場合は石を全部外して 修理をしないといけませんが、
費用が掛かる上に外す際の石割れのリスクがあります。
なので、今回はレーザー溶接で加工を行います。
レーザー溶接の特徴は周囲の石にダメージがなく、
火の入れられないジュエリーの加工もできます。
またチェーンの細かいものの溶接が
必要になった場合もきれいに加工ができます。
リングと石座をレーザー溶接を行いました。
ここから石の留め直しを行います。
今回の石座は1つ1つ留める石の場所が決まっています。
留めの際に1つ1つ石形に合うように石の座りを
整えてから、留めの作業になります。
留めができたら仕上げて完成です。
ライブスでは職人と直接 話ができますので、
加工に不安や疑問があればお気軽にご意見をお聞かせください。
よそで断られたお修理も取り組んでおりますので、お気軽にご相談ください。
またご覧いただければ幸いです。
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