ライブスブログ
シルバークリーナーはいぶし製品に使わないでください!!
こんにちは 宝飾加工担当の佐藤です。
本日はシルバー磨きについて いろいろ誤解が多く出回ってるようで
相談が来ておりましたので新品仕上げのご紹介と説明です。。
最近 シルバーアクセサリーの磨きに
塩とアルミホイルで煮たり 歯磨き粉で磨くとくろずみがとれて
綺麗になるというのが紹介されているようです。
化学反応を利用したくろずみの除去方法ですが、
確かに【変色だけ】取ることはできます。
くろずみ(いぶしと同じ銀の化学反応で黒く変色してくるもの)の除去ができるものの条件ですが、
・もともとのデザインでいぶし仕上げがされていないもの
・宝石やターコイズ・サンゴ・パール・ラッカー・メッキなど
銀以外の素材がついてないものだけに出来る磨き加工のやり方です。
燻し加工の多いメンズのシルバーアクセサリーで、使えるものはあまりありません。
ジュエリーを【綺麗にする】方法としては有効ではないと思います。
それと、使用感のある小傷等がついているものがピカピカにはなりません。
綺麗にするには 研磨(表面を磨いて傷をけす)加工が必要になります。
こちらも同じように、市販の銀磨き(浸け磨きタイプ)でシルバーをつけてしまって、
いぶしが取れたので何とかならないかと相談に来られる方がちらほらいらっしゃいます。
黒ずみ(いぶし加工)が取れた状態です。
銀磨きの液も上記の磨ける条件とおなじで、
銀以外の素材がついてないものだけに出来る物です。
磨き製品の裏にも使用上の注意で書かれています。
シルバーアクセサリーのケア方法は
リングについた、簡単なくろずみはシルバークロスで磨いていただいたほうが
きれいになります。
真っ黒になっているときはジュエリー修理のお店に
持っていかれたほうが確実にきれいになります。
チェーンに至っては、クロスでみがいて
ちぎってしまってもいけないので注意してください。
こちらに関してはジュエリーの修理を
やっているところに相談したほうがいいです。
もともと燻しは銀の化学反応によって黒くなる現象を利用した表現方法で
凹凸のあるデザインの立体感を強調したり、古美の表現として使用されています。
いぶしと黒ずみは同じ方法で付いている物なので
上記2点のやり方では 製品そのものの魅力が無くなってしまいます。
※新品仕上げ こちらのデザインリングで¥3000~¥4000(税別)です。
※新品仕上げは小傷凹みを取り去り綺麗に仕上げます。
※加工期間は通常1週間です。
今回は愚痴のようなブログになってしまいましたが、
間違った情報で大事なお品をダメにしてしまわないように
正しい知識を持ってジュエリーを楽しんでいただきたい事と、
お気に入りのジュエリーを長くお使いいただきたい事を
お伝えできればと思い、このような記事を書かせていただきました。
グダグダ長い文章になりすみません。
最後までお読みいただきありがとうございます。
ライブスでは他店で断られた修理も受け付けております。
価格・加工の詳細はお気軽にお問い合わせください。
またご覧いただければ幸いです。
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