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オパールの変わったもの・・・

こんにちは 宝飾加工担当の佐藤です。

本日は10月の誕生石【オパール】の紹介です。

以前にオパールの特徴はこちらで紹介されています。

オパールの色々~堆積性オパール~はこちら
オパールの色々~火山性オパール~はこちら

今回は珍しいオパールのご紹介です。
それがこちら↓

出典:http://the-earth-story.com/post/75907475842/opalised-belemnites-the-bullet-shaped-fossils
これは古代のべレムナイトという、
アンモナイトや現生のイカと同じ仲間である頭足類の置換化石です。
まず通常の状態で残る化石がオパールになるには条件があり、とても珍しいものです。

通常のべレムナイトの化石がこちら↓

出典:https://www.kaseki7.com/items_fossil/an/268.html
豪州で発見されたオパール化した古代のイカらしいです。


出典:https://matome.naver.jp/odai/2145635404523547001
化石になっているのはこの部分です。

オパールの生成についてのご説明・・・

オパールの生成は、他の(結晶体である)宝石と異なり、
岩盤にできた隙間に水が染みこんで、 水に溶けていた鉱物が沈殿する事で生成されるため、
このような現象が起こるそうです。

これは動物の牙の置換化石です。

化石についてのご説明・・・

通常 化石というのは、動植物の骨や歯などの成分がそのまま残っているわけでは無く
骨や殻・歯などの硬い部分の組織が、周りの堆積物である鉱物に置換される形で残っているのです。
このような化石のことを置換化石とい言います。

化石とオパールは成り立ちが似ているので、このようなことが起こります。
ただし、死んだ全ての生物がオパールの置換化石になるわけではありません。

ほとんどの生物は分解されたり、壊れたりして影も形も残らなくなります。

・化石になるには一定の条件を満たしたごく一握りの生物だけです。

・化石になれるものがごく一部ですので、元々の個体数が少なければ
化石として発見される確率はとても低くなってしまいます。

化石になる条件としては、
・骨や歯などの無機質な部分のように長い期間残るもの

・火山活動や巨大津波、地殻変動など 生成を阻害するような
大きな環境の変化がないことも1つの条件です。

これらの条件がそろったときにできる奇跡の現象です。
自然はすごいですね。

最後にアンモナイトの置換化石です。

こんな珍しい化石を使った ジュエリーを作ってみたいですね。

気になるものがあればまたご紹介いたします。
それではまた、ご覧いただければ幸いです。

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