ライブスブログ
こんにちは 宝飾加工担当の佐藤です。
5月の誕生石はエメラルドの他に 翡翠(ひすい)があるのはご存知でしょうか?
今回は5月の誕生石である 翡翠(ひすい)についてご紹介致します。
翡翠(ひすい)は東洋の宝石と呼ばれ、日本や中国では古くから珍重されている宝石です。
翡翠の石言葉は「長寿、健康、徳」。
語源は「翡翠」は中国では元々 鳥のカワセミを指す言葉でありましたが、
カワセミの美しい羽に 石の色彩が似ていることに因んで 翡翠が宝石の玉も指すようになりました。
「翡」はカワセミのオスの意味で、「翠」はメスの意味です。
出典:リフォーム190‐譲りうけた翡翠の指輪を、バングルへジュエリーリフォーム!
過去のブログで加工のご紹介をしております。
フィレンツェ彫りでアクセント!K18翡翠バングル
ヒスイは緑色のイメージが強い宝石ですが、他の色彩のもの
(ラベンダー・ヒスイやコバルト・ヒスイなど)も存在します
出典:リフォーム146-翡翠(ヒスイ)の指輪をジュエリーリフォーム!
ヒスイと呼ばれている宝石は一種類ではなく、中国翡翠(軟玉)翡翠(硬玉)だけでなく
複数の種類が存在し、多くの誤解を招いています。
その原因は、ジェードをヒスイ(翡翠)と訳したことです。
ジェードは狭い意味では硬玉と軟玉を意味しますが、
広い意味では緑色の石の総称としても使用されています。
西洋ではヒスイは宝石として見られていなかったので、この様な使われ方をしたのかもしれません。
これに対し、日本では硬玉のみをヒスイと呼ぶ人が多くなっています。
北海道の日高地方で産出したクロム透輝石は硬さと美しさを兼ね備えているので、
日高ヒスイ(日高翡翠)の名前で呼ばれることが特別に認められています。
この様な日本中国と西洋のヒスイに対する認識の差が混乱を招いているようです。
出典:リフォーム224-翡翠/ひすい のジュエリーリフォームは、ゴールドでナチュラルデザイン!!
正式なヒスイとして取り扱われているものには硬玉(ジェダイト)と
軟玉(ネフライト)の2種類が存在します。
硬玉はヒスイ輝石と呼ばれる輝石の一種であり、軟玉は角閃石の一種です。
どちらも緑色で半透明あるいは不透明の緻密な石であるため、
100年前までは同じ種類の石に分類されていました。
宝石としての価値は、硬玉に比べて、軟玉は著しく低くなっています。
両者を区別するために、硬玉は本ヒスイ(本翡翠)と呼ばれることが多くなっています。
次に、硬玉と軟玉以外の緑色の石をヒスイ(翡翠)と呼ぶことがあります。
例えば、インド翡翠はインド産のヒスイではなく、
本翡翠とは違う種類の鉱石 アベンチュリンの事です。
宝石業界では、この様な名称をフォールスネーム(false name:誤称)と呼びます。
軟玉よりも硬度が低く、安価なものも含まれているので、
ヒスイのフォールスネームに気を付けてください。
以前に記載したフォールスネームについてブログも見て
参考になればと思います。
ブログ:知らないと損をするかも!?
またご覧いただければ幸いです。
total jewelry shop LiVES
〒550-0014 大阪府大阪市西区北堀江1-17-1 corビル1階103
営業時間:11:30~20:00
定休日: 火曜日
TEL:FAX 06-6167-7107
E-mail:lives@ninus.ocn.ne.jp
creema URL: https://www.creema.jp/c/lives-jewelry/item/onsale
iichi URL : https://www.iichi.com/shop/lives