ライブスブログ
こんにちは 宝飾加工担当の佐藤です。
先日ブランドのお修理でリングの上部に蓋の付いた
リングの修理依頼があり、これは何だろうと
調べたときに 用途によってリングに名前がある事を知り、
少しご紹介いたします。
話に出たこの蓋つきのリングはポイズンリングと言い
リング上部の空間に毒を入れるようになってます。
このリングの歴史は古く古代ローマの時代にはもうあったそうです。
主にヨーロッパ 中東あたりで作られたそうです。
ポイズンリングの用途は長い宝飾史の中では、毒を盛ることよりも、
自害するという目的で使われていました。
古代から中世、15・6世紀ごろになると時代や服装に合わせた
ポイズンリングが作られ、用途も時代が変わるにつれて使われ方も変わってきます。
亡くなられた方を偲ぶため ベゼルの部分に愛する人の肖像を飾り、
箱の内部には遺髪、歯、骨など入れて、いつまでも故人を感じられる
メモリアルリングとして使われるようにもなりました。
16世紀ごろにに大きな流行りを見せたポイズンリングではありますが、
現在ではアロマオイルや香水を染み込ませた綿を忍ばせたり、
写真を入れたりピルケース代わりに使っている方がほとんどです。
現代のジュエリーでもそのデザインは受け継がれています。
有名なところだと ヴィヴィアンウエストウッドのポイズンリングです。
ウエディング026‐好きな指輪を贈りたい!個性豊かなエンゲージリング!!
こちらは ライブスでエンゲージリングとしてカスタムしたお品です。
古代では毒を入れる用途で使われましたが、
今では本来の用途はなくなり、様々な使い方のできる
遊び心満載のジュエリーになりました。
またご覧いただければ幸いです。
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