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メモリアルジュエリーの由来と意味

こんにちは 宝飾加工担当の佐藤です。

最近メモリアルジュエリーに関するお問い合わせが
増えてきたように感じます。
日本の風習にはなかったもので海外 特に
ヨーロッパでは古くから存在していました。

今回はそのメモリアルジュエリーについてのお話です。


出典:https://www.langantiques.com/university/Rings:_Ancient_to_Neoclassical

メモリアルジュエリーとは?

「メモリアルジュエリー」と呼ばれるようになったのは最近の事です。
別名はモーニングジュエリー(Mourning jewelry)と言います。

モーニングジュエリーの『Mourning』とは 日本語で悲嘆、哀悼、喪服
などの意味がある、死者を悼むジュエリーのことを指します。

大切な家族や愛する方を亡くしたときに、想い出をジュエリーに込めて身に着けて
亡くなった方をいつもそばに感じるためのジュエリーです。

メモリアルジュエリーに思い出の品や、遺髪や遺灰を入れる方もいます。
一般のジュエリーと見た目の違いはほとんどありません。

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出典:https://www.langantiques.com/university/Rings:_Ancient_to_Neoclassical

モーニングジュエリーの由来

中世ヨーロッパで16世紀から17世紀に疫病・飢饉・戦争により
『死』という存在が身近なものにとして存在し 骸骨がモチーフのジュエリーが
中心でした。
ラテン語の「Memento Mori」『いつか必ず死ぬという事を忘れるな)直訳:死を忘れるな』
この言葉があるように、愛する伴侶や家族を亡くしたものが、
小さなリングに骸骨を彫刻したり、内側に故人の名前や没年を刻み思い出として、
その指に嵌めたのがモーニングジュエリーの始まりでした。

ジュエリー事態も装飾だけでなく 結婚指輪の習慣のように哀悼の指輪として
定着していきました。

18世紀ごろにはデザインも骸骨モチーフのものから、エナメルや水彩でシダレヤナギ、
骨壷やお墓を描いたり、はたまた遺髪で編みこんだリングやブレスレット
などバリエーションも増えてきました。

現在ではより ジュエリーのデザインバリエーションや表現方法が変わっています。
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こちらは以前、ライブスでご依頼頂いたメモリアルジュエリーです。

詳細はこちらメモリアル045-お骨が見えないように・・・裏蓋で埋封するメモリアルジュエリー

現代では死生観の変化と技術の発展により デザイン性のある美しい
メモリアルジュエリーが多く作られるようになっています。

またご覧いただければ幸いです。

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