ライブスブログ
宮沢賢治と宝石
「Jewel's anecdote~宝石と物語~」
宝石や天然石は、古くから人の心を掴む魅力に溢れ
多くのおとぎ話や、歴史に登場します。
ここでは、そんな宝石や天然石にまつわるお話をご紹介いたします。
今回は文豪 宮沢賢治のお話です。
「宮沢賢治と宝石」
皆さんは「宮沢賢治」と聞くと何をイメージしますか?
「雨ニモマケズ」に表された謙虚な姿・・・
それとも、「銀河鉄道の夜」で綴られた華やかな表現力でしょうか?
宮沢賢治が描く物語や詩には多くの鉱物が登場します。
「銀河鉄道の夜」では銀河ステーションの事を
「・・・ダイアモンド会社で、ねだんがやすくならないために、わざと穫とれないふりをして、かくしておいた金剛石こんごうせきを、誰だれかがいきなりひっくりかえして、ばらまいた・・・」とユーモラスに表現し
北十字とプリオシン海岸では
水晶やトパーズ、コランダム(ルビー、サファイア)という言葉が登場します。
宮沢賢治は盛岡高等農林学校(現・岩手大学農学部)で鉱物を専門に学びました。
特に人造石に深く関心を持っており
大正13年頃、近所に住む小原繁造という人物からルビーの鑑別を依頼された際
ルビーに内包された気泡から、人造ルビーであると断定したそうです。
↑科学的に合成された人造ルビー
*ベルヌーイ法
鉱物を研究し愛していたからこそ
描かれる物語に登場する鉱物を用いた比喩は、独特の雰囲気を読み手に印象づけるのかもしれませんね。
「十力の金剛石」で野ばらはこう表現されています。
~野ばらの枝は茶色の琥珀や紫がかった霰石でみがきあげられ
その実はまっかなルビーでした~
宝石を想像しながら読むと
より一層、宮沢賢治の世界観を楽しめる気がします。
~END~
iichi、creemaでは、オリジナルジュエリーを販売しています。
ルビーだけでなく、様々な宝石を使用したオリジナルジュエリーです。
もちろん、人造石ではなくすべて天然石を使用しております。
メールでもご注文を受け付けしています!
詳細はこちらをご覧ください。
creema iichiへは下の画像をクリックして下さい。
ブログTOPへ total jewelry shop LiVES
E-mail:lives@ninus.ocn.ne.jp
creema URL: https://www.creema.jp/c/lives-jewelry/item/onsale
iichi URL : https://www.iichi.com/shop/lives