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糸魚川の奴奈川姫
「Jewel's anecdote~宝石と物語~」
宝石や天然石は、古くから人の心を掴む魅力に溢れ
多くのおとぎ話や、歴史に登場します。
ここでは、そんな宝石や天然石にまつわるお話をご紹介いたします。
今回は5月の誕生石「翡翠」で有名な糸魚川のお話・・・
「糸魚川の奴奈川姫」
新潟県の最西端にある糸魚川市
天然石が好きな方には「糸魚川翡翠」といえば、あまりに有名な日本原産の宝石です。
↑翡翠の原石
そんな「糸魚川翡翠」には「古事記」に記されたお話があります。
それが、「奴奈川姫(ぬながわひめ)」のお話です。
↑JR糸魚川駅前にある奴奈川姫の銅像
当時、北陸地方が「越の国」と呼ばれていた頃
越の国を統治していたのが奴奈川姫(ぬながわひめ)という女性でした。
その頃から翡翠は越の国では翡翠が産出され
富や権力の象徴として重要な資源となっていました。
出雲の大国主(おおくにぬし)はその翡翠に目をつけ
奴奈川姫に求婚します。
最初は断っていた奴奈川姫も大国主の熱心な求婚に負けて二人は結婚、出雲で子(建御名方)をもうけます。
ところが、この求婚は大国主が翡翠の産地を掌握したいが為の政略結婚だったのです。
翡翠の産地や、加工方法を教える事を断った奴奈川姫は
越の国へ逃走・・・ですが追っ手から逃げきれず自害します。
こうして、奴奈川姫のお話は幕を閉じます。。。
悲劇の最後を遂げた奴奈川姫ですが、故郷の糸魚川の地では今でも地元の人から愛され
糸魚川市の町おこしでは題材にされています。
ちなみに「万葉集」にはこんな歌も残されています。
「沼名川(ぬながわ)の底なる玉 求めて
得し玉かも 拾(ひり)ひて 得し玉かも
惜(あたら)しき君が 老ゆらく惜(を)しも 」
この「沼名川」は現在の姫川とされ、奴奈川姫が由来とされて
「底なる玉」とは「翡翠」の事ではないかと言われています。
今でも、姫川では翡翠が時折見つかるそうです。
自分で宝石を見つけたいという方にはお勧めのスポットですね。
~END~
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