ライブスブログ
ライブスHPのリニューアルに伴って
ブログの更新がずいぶんと遅くなってしまいました。
どうも、ichiです。
今回は「６０年ぶりに誕生石が改定！！新しく加わった１０種類をご紹介！！１月～６月編」
の続き「新しく加わった７月～１２月編」をお送りいたします。
まずは７月から！
「スフェーン」
「スフェーン」は７月の誕生石に追加されました。
由来はギリシャ語でくさびを意味する「スフェノス」からその名が付けられました。
チタンを含んでおり、その成分から鉱物名「チタナイト」と呼ばれます。
スフェーンは、ダイヤモンドよりも強い「ファイア（光の分散）」を持つ宝石でキラキラと輝き
「多色性」があり見る角度によって色が変わって見えます。
「スピネル」
「スピネル」は８月の誕生石に追加されました。
スピネルは長い間ルビーやサファイアと混同されてきました。
希少なレッドスピネルは、宝石鑑別教育の誕生のきっかけとなり、長年ルビーと混同されてきた宝石で
イギリス王室に伝わる170ctの「黒太子のルビー」は、実はレッドスピネルなんです。
スピネルの名前の由来は、ラテン語でトゲを意味する「スピナ」や
鮮やかな色合いから、火花を意味するギリシャ語「スピンタリス」のどちらかだと言われています。
「クンツァイト」
「クンツァイト」は９月の誕生石に追加されました。
クンツァイトは、1902年にカリフォルニアで発見された宝石で
スポジュメンという鉱物で色は淡いライラックからピンク色
ティファニーの有名な宝石鑑別士ジョージ・フレデリック・クンツ博士が名前の由来となっています。
クンツァイトには「燐光性（太陽の紫外線に当てた後に暗い部屋に持っていくと光を放つ）」という特徴があります。
特定方向からの衝撃に弱い「劈開性」もあるので、カットがとても難しいとされています。
「タンザナイト」
「タンザナイト」は１２月の誕生石に追加されました。
タンザナイトは1967年に発見された宝石で鉱物名は「ゾイサイト」
希少性が高く綺麗な宝石でありながら「ゾイサイト」という鉱物名が
自殺を意味する「スーサイド」と発音が似ている事から当時は知名度の低い宝石でした。
当時のティファニーの社長がこの宝石に目をつけ
発見されたタンザニアにちなみに「タンザナイト（タンザニアの夜）」と名付け
1968年にはアメリカで大々的にプロモーションされ大人気の宝石となり
その人気は現在まで続いています。
「ジルコニア」
「ジルコニア」も１２月の誕生石に追加されました。
ジルコニアと聞くと人造石のキュービックジルコニアと勘違いされる事もありますが
ジルコンは天然の美しい鉱物です。
ジルコンの名前の由来は、アラビア語で「赤」を意味する「ザルクン（ zarkun )」など諸説あり
透明、青、緑、赤、ブラウンなどのカラーバリエーションが多いこともポイントです。
宝石に入った光が屈折と反射を繰り返し虹色に分散する「ファイア」がダイヤモンドに近く
とても美しい宝石です。
いかがでしたでしょうか？
新しく追加された７月～１２月の誕生石を５種類紹介いたしました。
中には前から誕生石としての認知度が高い宝石もあったりと
そういった背景も踏まえて今回新しく制定されたのだと個人的には思っています。
誕生石の他にも様々な宝石が世界には多く存在し
見る人の心を楽しませてくれます。
皆様も誕生石に限らず、自分が大好きだと思える宝石を見つけてみてくださいませ。
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